• 専用サーバー

1日19万PVのフリー素材サイト「ぱくたそ」の場合

チャンスにこそ落ちない高負荷に耐えるCPIの専用サーバー

ぱくたそのWebサーバーは、KDDIウェブコミュニケーションズ社提供のCPIの専用サーバーを利用しています。1日19万PVものアクセス数を誇るサイトをどのように運用しているのか。導入の経緯と導入後の評価についてお話を伺いました。

「今までは、一番表示しなければならない時にダウンしていました」

課題

  • 突然のアクセス時に、サーバーがダウン、または応答に時間がかかるようになり、訪問ユーザーの損失があった。
  • 課金制の回線使用料のサーバーの場合は、運用コストがかかってしまうため、AWSやGCPもなかなか選択できなかった。

導入

  • 常時サーバーが安定化した事で大量のトラフィックが発生した場合にも、多くのユーザーを迎え入れる事ができるようになった。
  • CPIの専用サーバーは共有回線なのに、従量課金の上限がない。そのため瞬間アクセスが多く発生しても、莫大なコストが発生しない。

インターネットがスマートフォンで表示できるようになってから、メディア媒体からの流入が突発的に発生することがあります。例えばYahoo!で紹介されたり、テレビ番組で紹介された時など、本当にたくさんのユーザーが、一気に流れてくることがあります。Webサービスの運営者から見れば、ユーザーを獲得する一番のチャンスです。

しかし、ユーザーに認知してもらえるチャンスが大きければ大きいほど、サーバーに負荷がかかり表示が遅くなったり、最悪の場合ダウンしてしまいます。この突発的なユーザーアクセスの負荷に耐えるサーバーを構築するため、CPIの専用サーバーを導入しました。

無料の写真素材・ぱくたそとは

瞬間アクセス 3,000以上
1日平均ページビュー 190,000
月間平均ダウンロード数 330,000
月間ページビュー 5,700,000

月間 330,000 以上のダウンロード数。1日19万のPVを誇る無料写真素材サイト。

1時間に450枚以上の画像がダウンロードされている計算ですが、新しい画像をリリースした時に多くのダウンロードが発生しますので、瞬間的な負荷はより大きなものになります。また、ダウンロードによるサーバーへの負荷は、一般的なサイトの閲覧よりもはるかに負荷が高い。

そのため、一般的なサーバーではとても耐えられるものではなく、高負荷が発生する時にサーバーに遅延が発生することが多かった。この問題はCPIのサーバーに切り替えてから解決し、安定して運用し続けることができるようになりました。

多くのアクセスが常時発生するサイトや、Web上で急に「バズ」が発生して、瞬間的にアクセス数が上昇することが多いWebサービスにこそ、CPIの専用サーバーという選択肢をご提案します。

「今まで利用していたサーバーでは、瞬間アクセス2,000でダウン、 その一瞬でおよそ1,000ユーザー以上が離脱」

サーバーを変更するきっかけはありましたか?

サーバーによっては瞬間アクセスが1,000を超えると、サーバーの応答が悪くなります。通常、ページが表示されるまで1秒以上かかるとサイトから離脱する人が現れ始め、2018年のGoogleのスマホユーザーの調査では、3秒以上かかる場合は50%以上の人が離脱することがわかっています。

ぱくたそでも一緒で、せっかく大手メディアがリンクで紹介してくれたのに、それに耐えられられずにサーバーが重くなり、大きな損失が起きていました。それにフリー素材サイトなので、画像のダウンロードがあります。

画像のダウンロードは、普通の閲覧よりサーバーに大きな負荷がかかりますので、どうしてもアクセスが集中してしまうと重くなり、ユーザーの離脱率が上昇していました。

せっかくユーザーが訪れてくれたのにそれに対応できないというのはそれだけで大きな損失となっていましたので、サーバー選びを真剣に検討し始めました。

テレビで紹介された時の、 瞬間アクセス3,000以上でも全く変わらず安心しています

CPIのサーバーにしてから良いと感じてもらえた点はありますか?

落ちない。

本当に大きなポイントです。過去に、ヒューマンエラーで一度サーバーをダウンさせてしまった事がありますが、それ以外では一度もダウンした事がありません。

他社レンタルサーバーの話を聞いていると、アクセスが急増した時に突然一時停止させられたり、繋がりづらい時間帯があるとか、緊急メンテナンスになる等を耳にします。日々更新して常にアクセスのあるサービスの運用は、「安定」することが最も重要だと感じます。

※瞬間アクセスが発生した時に動作が遅くなってしまう時期のサーバーと、CPIサーバーとのユーザー損失の比較

本来であれば青いラインのユーザーに表示できたはずが、瞬間アクセスの急増によりサーバーのパフォーマンスが低下、サーバーがダウンしたり応答が遅延することで、赤いラインのようにアクセスが不安定になります。この青いラインと、赤いラインの差分がサーバーの違いによって生まれる損失です。

また、初めて訪れたユーザーに対しても 「このサイトは重いサイト」という印象を一度でも与えてしまうと、リピート率の低下にも影響します。こうした損失を出さないためにも、「いつでも軽いサイト」が一番のゴールだと感じています。

「いつでも」というのはとても大事なポイントで、いつも軽いけど、アクセスが集中した時だけダウンしてしまっては、意味がないということですね。

グラフでもわかる通り、ダウンする時が最もユーザーが訪れており、最も多くのユーザーがイライラしているということになります。ここが改善されない限り、Webサービスの運用は難しいと感じました。

「専門知識の技術者と相談できるのがありがたい」

サポートはご利用になったことはありますか?

サーバーについては、私もそこまで詳しくないのですが、ターミナルからの設定やSSHが苦手なので、専門知識の技術者の方と相談できるのは本当にありがたいです。

サーバーがとにかく安定しているのであまりサポートに頼る事が少なくてすみません(笑)

ぱくたそは1日のトラフィック量も多い方だと思っていますので、AWSやGCP(Google Cloud Platform)などの従量課金にしてしまうと、どうしても膨大な費用が毎月発生してしまうのですが、CPIさんの専用サーバーは共有回線なのに従量課金の上限がないのも助かっています。

その信頼性はさすがKDDIという事でしょうか。

インタビュー: 2020年1月

貴重なお話をありがとうございました!

会社名

無料の写真素材はフリー素材のぱくたそ

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